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豪州産スーパー大麦から基準値超の殺菌剤

<日清シスコ、自主回収を開始>

 輸入された豪州産大麦から食品衛生法上の基準値を超える殺菌剤が検出されたことを受けて、農林水産省は3日、輸入した伊藤忠商事(株)に対し、米麦の輸入業務に関する指名停止処分を行うと発表した。最終商品メーカーの日清シスコ(株)が、同大麦を使用したシリアル商品の自主回収に乗り出す事態に発展している。

 輸入された豪州産大麦は「スーパー大麦」とも言われ、健康志向食品などに利用される。伊藤忠商事(株)が輸入し、西田精麦(株)や帝人(株)を経て、食品メーカーなどに販売されている。 

 農水省によると、3月26日に伊藤忠商事(株)から、西田精麦(株)が加工した大麦フレーク加工品を販売前のサンプルとして提供された企業が自主検査したところ、基準値を超える殺菌剤「アゾキシストロビン」が検出されたとの報告があった(基準値の0.5mg/㎏に対して2.0mg/㎏)。

 豪州産大麦の輸入は、農水省・伊藤忠商事(株)・西田精麦(株)のSBS契約に基づいて実施された。今回の事態を受けて、農水省は伊藤忠商事(株)に対し、米麦の輸入業務に関する指名停止処分を行う方針としている。農水省では「2社に対しては指示書を出したが、その先の取引企業については権限が及ばない」(政策統括官付貿易業務課)と説明。このため、最終商品の自主回収について各社の判断に委ねられる。

 原料供給会社からの報告を受けて、日清シスコ(株)は3日、シリアル『1日分のスーパー大麦グラノーラ4種の彩り果実』、『――3種のまるごと大豆』の2商品を自主回収すると発表。西田精麦も同日、ホームページ上で原因究明と再発防止策の検討などに取り組むことを発表した。また、帝人では「まず原因究明を進めるとともに、お詫びの文書を近く公表する」(広報)と話している。

 アゾキシストロビンが混入した原因については、「現在のところ不明」(政策統括官付貿易業務課)。伊藤忠商事(株)は農水省に対し、船積み前に現地の種子会社に委託したクリーニングが原因の可能性があると報告しているという。

【木村 祐作】

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