健康情報ニュース.com >  健康食品  > 行政・政治 > トクホの粉末青汁で肝障害~国民生活センター
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

トクホの粉末青汁で肝障害~国民生活センター

きょう(3日)開かれた国民生活センターの記者説明会

 (独)国民生活センターは3日、記者説明会を開き、2014年8月から現在までの期間に、「医師からの事故情報受付窓口」(ドクターメール箱)に寄せられた「健康食品の摂取による薬物性肝障害と診断された情報」が9件に上ると発表した。このうちの1件は特定保健用食品(トクホ)だった。

 ドクターメール箱は、消費者が商品・サービスを利用して健康被害や事故に遭い、医療機関を受診した情報について、医師から直接、同センターに報告するシステム。開設された14年8月から今年7月20日までの期間、合計179件の情報が寄せられた。そのうちの9件が健康食品による薬物性肝障害だった。

 健康食品の9件については、患者はすべて40代以上。女性が7件、男性が2件の内訳。トクホの1件を除き、「保健機能食品によるものはなかった」(商品テスト部)と説明している。

 9件とも被害者は1カ月以上にわたって医療機関を受診し、そのうちの3件で入院治療を受けた。また、健康食品のみを摂取していたケースが6件、健康食品と医薬品・医薬部外品を併用していたのが3件だった。

 医薬品などを服用せず、健康食品のみを摂取していた事例として、トクホの粉末青汁による薬物性肝障害を紹介。50代女性が通販で購入したトクホの粉末青汁を1回飲用したところ、腹部の不快感、寒気、頭痛を発症。検診の結果、肝障害が認められた。医療機関を受診し、34日間入院した。患者はこれまでに、肝障害の指摘を受けたことはなかったという。

 また、70代女性の事例では、知人に勧められた3種類のサプリメントを摂取し、倦怠感や褐色尿などを訴えて受診、急性肝障害と診断された。サプリメント3種類について血液検査(リンパ球刺激試験)を実施した結果、3種類すべてで陽性となり、薬物性肝障害と診断され、1カ月間ほど入院したとしている。

 同センターでは「まれに健康食品の摂取によって薬物性肝障害を発症することがある。倦怠感・食欲不振・発熱などの症状が出たら、摂取を中止して医療機関を受診することが必要」(同)と話している。

【木村 祐作】

おススメ記事

エヌティコーブン、青汁を発売

 ムコ多糖商品の製造・販売を行う(株)エヌティコーブン(本社:東京都八王子市、岩崎勉社長、TEL:042-629-9144)はこのほど、『大麦若葉青汁』を発売した。大分県産の大麦若葉と、乳酸菌1,500億個、難消化性デキ […]

東京都、健康食品5品からイブプロフェンなど検出

 東京都は22日、健康食品『スーパーイヌトウキ』など5商品からイブプロフェンやシルデナフィルなどの医薬品成分が検出されたと発表した。これらの商品による健康被害は発生していないが、都民に向けて使用中止を呼びかけるとともに、 […]

2017年08月23日

IL-1RAが老化防止のメカニズムに関与

 (株)ファンケルは22日、角層バイオマーカーの1つの「IL-1RA」が、老化の原因となる細胞増殖の停止を防ぐメカニズムに関与していることを確認したと発表した。  試験では、IL-1RAを減少させた表皮角化細胞を人工的に […]

特定適格消費者団体、品川美容外科への申し入れ終了

 フェイスリフト施術の広告が景品表示法に抵触するとして、医療法人社団翔友会(品川美容外科)に改善を申し入れていた特定適格消費者団体の消費者機構日本は22日、一定の改善が見られたことから取り組みを終了すると公表した。  消 […]

日本気象協会、商品需要の予測サービスを開始

 (一社)日本気象協会(東京都豊島区、石川裕己会長)は21日、気象情報をもとにした法人向け商品需要予測情報の提供と、コンサルティングサービス「商品需要予測事業」を開始すると発表した。  同協会は、調査会社の(株)インテー […]