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消費者庁、体験談の打ち消し表示 景表法に抵触も

<小さな文字による表示も問題>

 体験談などで見られる「個人の感想です」といった打ち消し表示で、景品表示法に抵触しかねないケースが氾濫している状況が14日、消費者庁の調査結果からわかった。

 2016年10月31日~今年3月31日までの期間、一般消費者を対象にグループインタビュー調査(6人のグループで2回)と、ウェブアンケート調査を実施(回答者数1,000人)。収集した表示物は、新聞広告・動画広告・ウェブ広告(パソコン、スマートフォン)の合計494点に上った。

 新聞広告については、8ポイント未満の小さな文字で打ち消し表示を表示しているものが56.9%。動画広告では、表示時間が2秒以下のものが42.4%を占めた。ウェブ広告(パソコン)では、訴求したい表示(強調表示)と同一画面内に打ち消し表示が表示されておらず、スクロールが必要なものが21.2%に上った。

 消費者庁では打ち消し表示の表示方法に関する考え方を説明。次のような場合には、景表法で問題になるとしている。

・打ち消し表示の文字が見落としてしまうほど小さい。

・打ち消し表示の文字と背景の区別がつきにくい。

・動画広告で、打ち消し表示の表示時間が短い。

・動画広告で、強調表示とは別の画面に、打ち消し表示が表示されている。

・動画広告で、音声などにより強調表示に注意が向けられ、打ち消し表示に注意が向かない。

・ウェブ広告で、強調表示から1スクロール以上離れている。

 また、調査結果から、打ち消し表示を見てもその内容を理解できずに誤認する消費者も、一定割合を占めることがわかった。消費者が打ち消し表示の内容を理解できない場合も、景表法で問題になるとしている。

 体験談を用いる場合の打ち消し表示についても注意を呼び掛けた。「商品を使用しても効果をまったく得られない消費者が相当数いるにもかかわらず、商品の効果があったという体験談を表示した場合、打ち消し表示が明記されていても、消費者の多くが何らかの効果を得られるという認識を抱くと考えられるため、景表法で問題になる恐れがある」(表示対策課)との見解を示している。

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