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2017年04月13日

ビフィズス菌に精神状態の改善作用

 森永乳業(株)(本社:東京都港区、宮原道夫社長)は12日、マレーシアサインズ大学との共同研究で、ビフィズス菌M-63摂取による洪水災害被災者の精神状態改善作用を確認したと発表した。

 研究は、2014年12月に洪水災害が発生したマレーシア・クランタン州在住の成人31人を対象に実施。15年9~12月の期間、洪水災害後に腹部異常(機能性胃腸症や過敏性腸症候群など)がある被災者11人に、ビフィズス菌M-63粉末を1日1包、3カ月間摂取してもらった。また、腹部異常がある被災者20人をビフィズス菌非摂取群と設定した。介入の前後に、被災者の精神状態をはじめとする健康状態を評価。被災者には便を提供してもらい、次世代シーケンサーを用いて腸内細菌叢を網羅的に解析し、腹部異常がある被災者の精神状態の改善作用を調べた。

 その結果、介入前後の比較を見ると、心の健康などの精神状態を示すスコアである精神的側面のサマリースコアが、非摂取群と比べて摂取群では改善されていた。介入後の精神的側面のサマリースコアも、非摂取群よりも摂取群で改善されていることが示唆された。

 また、介入後の腸内細菌叢を比較した結果、ヒト腸内に棲息する最優勢分類群の比率であるFirmicutes/Bacteroidetes比率が低下していることが確認されたという。

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