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2017年04月06日

水溶性食物繊維の多量摂取、ホルモン受容体陰性乳がんのリスク上昇

 食物繊維の摂取量が非常に多いと乳がんのリスクが低下することが5日、(国研)国立がん研究センターの研究班がまとめた多目的コホート研究の結果からわかった。一方、水溶性食物繊維の摂取量が多い女性ではホルモン受容体陰性乳がんのリスクが上昇する傾向にあった。日本人の食物繊維摂取量とホルモン受容体別乳がんの関連性を検討した初の大規模コホート研究という。

 調査は、全国9地域に在住し、1995年と98年にアンケート調査に回答した45~74歳の女性約4万4,000人を対象に実施。2011年まで追跡調査を行って、食物繊維の摂取量と乳がんリスクの関連性を調べた。追跡期間中に681人が乳がんに罹患。アンケート調査結果に基づいて、「総食物繊維摂取量」「水溶性食物繊維量」「不溶性食物繊維量」「納豆・米の摂取量」(納豆は水溶性食物繊維、米は不溶性食物繊維を多く含む)の4グループに分けて、乳がんリスクを比較した。

 調査の結果、4グループと乳がん全体のリスクの関連性は認められなかった。しかし、「総食物繊維摂取量」がもっとも多いグループを詳細に分析すると、摂取量が非常に多いグループでは乳がんリスクが低下する傾向がみられた。

 一方、乳がん組織のホルモン受容体別に見た場合、水溶性食物繊維の摂取量がもっとも少ないグループと比べて、摂取量がもっとも多いグループでは、ホルモン受容体陰性乳がんのリスクが5.45倍も高くなった。ただし、症例数が限られていることから、「慎重に解釈する必要がある」としている。

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