健康情報ニュース.com >  介護・病者用食品  > 行政・政治 > 厚労省、検討会に「配食ガイドライン(案)」を提示(後)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

厚労省、検討会に「配食ガイドライン(案)」を提示(後)

<利用者のアセスメント実施など規定>

 「配食ガイドライン(案)」(地域高齢者等の健康支援を推進する配食事業の栄養管理に関するガイドライン案)は、(1)商品管理、(2)利用者の状況把握、(3)配食を活用した健康管理支援――を軸に、事業者の順守事項を整理している。

検討会の様子(8日)

検討会の様子(8日)

 ガイドライン(案)によると、献立の作成は「技能を十分に有する者」が担当。ただし、1回100食以上または1日250食以上を提供する事業者が、エネルギー量や食塩相当量などを調整した「栄養素等調整食」、えん下機能が低下した人に向けた「物性等調整食」を提供する場合は、管理栄養士または栄養士が担当する。

 献立を作成する際には、利用者のBMI、そしゃく・えん下機能といった身体状況を把握。エネルギーと栄養素の給与目安量を設定し、食種(メニューラインアップ)を決定する。ただし、疾患のある人に向けて食種を設定するケースでは、治療ガイドラインの栄養管理指針を参照することとしている。

 また、利用者の状況を把握するため、事業者は初めて注文を受ける時に、利用者のアセスメントを行う。注文時のアセスメントや継続時のフォローアップは、管理栄養士または栄養士による実施が望ましいと指摘。ただし、低栄養が疑われる高齢者や在宅療養者への対応は原則、管理栄養士が担当する。

 

<注文時の留意事項>

 ガイドライン(案)では、注文時や摂取時の留意事項なども示した。

 利用者が注文時に留意すべきこととして、次の2点を挙げた。(1)医師などから栄養食事指導を受けている利用者は、交付された食事計画案を事業者に伝える、(2)栄養食事指導を受けてから長期間が経過、または身体状況に変化が見られる場合、かかりつけ医に相談して配食を注文する。これらを利用者が順守するように、事業者は受注時に確認することと規定した。

 また、配食は1度の食事で1食分を全量摂取することを前提に調整されることから、複数回に分けて摂取しないことも重要となる。この点についても、事業者は利用者に周知することとしている。

(了)

【木村 祐作】

おススメ記事

7月11日を「UDFの日」に制定

 日本介護食品協議会(所在地:東京都千代田区、森佳光会長)は27日、7月11日を「ユニバーサルデザインフード(UDF)の日」に制定したと発表した。  2003年の7月11日に、「ユニバーサルデザインフード(UDF)」の名 […]

ドトールコーヒー、1日分の野菜が取れるチルド飲料を発売

 (株)ドトールコーヒー(本社:東京都渋谷区、星野正則社長、TEL:03-5459-9036)は7月4日、ペットボトル入りチルド飲料『ドトール スムージーグリーン』『――スムージーレッド』『――レモティーハニー』(各23 […]

キッセイ薬品工業、介護食品を自主回収

 消費者庁は27日、介護・高齢者向け食品『やわらかあいディッシュとりにく』と『――ぶたにく』で表示のミスがあったとして、キッセイ薬品工業(株)(本社:長野県松本市)が自主回収している情報をリコール情報サイトで公表した。ア […]

警視庁、水素水の広告でジャパンミート社員を書類送検

 医薬品的な効能効果をうたって水素水を販売したとして、警視庁生活環境課は27日、医薬品医療機器等法違反の疑いで、スーパーマーケットを運営する(株)ジャパンミート(本店:茨城県小美玉市)と社員3人を書類送検した。  同社は […]

2017年06月28日

JIIPA、インド市場をテーマにセミナー開催

<高まる健康食品の需要>  NPO法人日本インド国際産業振興協会(JIIPA)は27日、「インドの食品加工、食品機械市場の現状セミナー」を在日インド大使館(東京都千代田区)で開催した。名誉理事のソマルワール・シャシ氏は講 […]