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特別用途食品検討会、報告書(案)を了承(前)

きょう(9日)開かれた検討会の様子

きょう(9日)開かれた検討会の様子

<「えん下困難者用食品」の表示方法を改正>

 消費者庁の「特別用途食品制度に関する検討会」がきょう(9日)開かれ、特別用途食品制度の改正の方向性を示した報告書(案)について合意した。「えん下困難者用食品」の表示方法を消費者が理解しやすい内容に改善するとともに、「えん下困難者用食品」の一類型として「とろみ調整用食品」を追加。また糖尿病食品など、在宅で食事療法が可能な食品区分を新たに追加する。消費者庁は来年3月までに告示または通知を行う計画。施行時期は未定としている。

 えん下困難者用食品の許可基準区分の表示は、従来の「許可基準Ⅰ~Ⅲ」から、「そのまま飲み込める性状のもの」(注:均質なゼリー状)、「口の中で少しつぶして飲み込める性状のもの」(注:均質なゼリー・プリン・ムース状)、「少しそしゃくして飲み込める性状のもの」(注:不均質なものを含む、まとまりのよいおかゆ状)に変更。ただし、注釈については容器包装への表記は必須でない。

 表示マークのデザインも変更する。現行の表示マークの横に、「えん下 Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ」を表記するなど、飲み込みやすさの程度がひと目でわかるようにする。

 

<「とろみ調整用食品」の表示が可能に>

 「とろみ調整用食品」は、「えん下困難者用食品」の一類型として位置付ける。適用範囲を「えん下困難者向けのとろみに関するもので、医学的、栄養学的表現で記載されたもの」と定めた。使用量や加える際の手順などの表記とともに、「とろみ調整用食品」と表示する。使用する対象は「均質な液体」と規定。ただし、液状流動食や味噌汁などの具材を含む液体に使う場合は、摂取上の注意を表示する。

 「とろみ調整用食品」の表示は、粘度と性能の2つの基準を設けて、それぞれ適正な試験方法によって確認する。粘度の要件は、蒸留水に対する添加濃度が0.1%以上1.5%未満(平均粘度100m㎩・s)と、1.5%以上4%未満(平均粘度400m㎩・s)の2段階とする。

 性能の要件は、(1)溶解性・分散性、(2)経時的安定性、(3)唾液抵抗性、(4)温度安定性――の4項目を定めた。溶解性・分散性については、10度・20度・45度で5mm以上のダマができないことを要件とする。攪拌方法は、ダマができやすい高温(45℃)でも多くの商品が溶ける「約2往復/秒、左右に撹拌」を基準とすることで合意した。

(つづく)

【越中 矢住子】

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