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2016年11月04日

消費者庁、連鎖販売取引のIPSコスメティックスに業務停止命令

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 「アトピーが治る」「代謝が良くなり痩せる」などと話し、化粧品や健康食品などを販売していたとして、消費者庁は4日、(株)IPSコスメティックス(所在地:東京都目黒区、森本博代表)に対し、特定商取引法に基づく業務停止命令を出したと発表した。

 同社は連鎖販売取引によって、化粧品『P.P.1エッセンス』、健康食品『ピュレットワン』などを販売。消費者庁によると、今年4月時点の「連鎖会員」は約6万人、商品の「愛用者会員」(勧誘を行わない)は約36万人に上る。

 同社に関する消費者相談は、2015度だけで42件が寄せられていた。典型的な事例として、同社の会員がエステティシャンをしている娘を引き合いに出して、「娘の練習相手になってほしい」と話し、消費者を誘い出していたケースがある。しかし、指定されたアパートに行くと、その会員しかいなくて、後からほかの会員が登場し、商品の説明を開始。「がんが治る」、「アトピーがきれいになる」、「成人病の諸症状に効く」などと告げ、また同社の会員になることを勧誘していたという。

 消費者庁は特商法違反と認定し、同社に対して今月5日~来年2月4日までの3カ月間、一部業務を停止するように命じた。同時に、販売した商品には、疾病の治療・予防などの効果がないことを購入者に通知し、12月4日までに、その結果を消費者庁に報告することなどを指示した。

 取材で同社の担当者は、「(今回の措置を)厳粛に受け止めている。顧問弁護士、社内を含め、今後の対応を検討している。また、社内のコンプライアンス強化も行わなければならないと思っている」とコメントした。

【木村 祐作】

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