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2016年09月01日

機能性表示食品検討会、大詰めを迎えた「栄養成分」の議論(3)

糖質・糖類については制度に追加する方向となった

糖質・糖類については制度に追加する方向となった

<「糖質・糖類」は追加へ、安全性評価など検討>

 1日開催の第8回検討会では、機能性表示食品制度の対象に「糖質・糖類」を追加する方向で議論が進んだ。消費者庁(案)で、対象とする糖質・糖類の範囲や、安全性評価の方法などが示された。

 制度の対象とする糖質・糖類の範囲は、主にエネルギー源となる成分を除いたものとしている。具体的には、デンプン・ブドウ糖・果糖・ガラクトース・ショ糖・乳糖・麦芽糖を対象から除外する方針。これらに加えて、吉田宗弘委員(関西大学化学生命工学部教授)が指摘したグリコーゲンも除外する方向となった。また、「合成物質を除くことを前提としてほしい」(合田委員)との意見も出た。

 消費者庁(案)では、食品安全委員会で安全性が評価されていない糖質・糖類の安全性の評価方法を提示。「喫食実績による食経験の評価+既存情報による安全性試験の評価」または「喫食実績による食経験の評価+安全性試験の実施による評価」を要件とする考えを示した。

 この案に対し、各委員からは「『または』ではなくて、『および』にしてほしい」(森田委員)、「錠剤・カプセルとその他の食品を明確に分けるべき」(梅垣委員)など、多様な意見が寄せられた。

 品質管理や表示事項は原則、現行制度と同様の要件とする方向となった。ただし、関与成分の糖質・糖類が、ブドウ糖などとともにシロップ原料となっている場合、過剰摂取を招かないように摂取上の注意事項として、「毎日の暮らしのなかで食べるものと置き換える」などと表示する考えだ。

 情報開示のあり方では、関与成分(糖質・糖類)の定量分析方法に関する資料の開示、または、分析方法に関する査読付き論文や公定法を届出資料として開示する案が示された。これに対し、合田委員は「できれば原料と最終商品の両方の方法を公開することが望ましい」と求めた。業界代表の関口委員も「その方向で考えている」と説明した。

 寺本座長は「今回の意見を整理して、最終報告案を作りたい」と締めくくった。

(つづく)

【木村 祐作】

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