消費者庁は22日、機能性表示食品で8件の届出を受理した。総受理件数は304件(今年度は29件)となった。
ヒハツ由来ピペリンを関与成分とする大正製薬(株)の粉末清涼飲料『ナチュラルケア 粉末スティック<ヒハツ>』は、血圧が高めの人を対象とする。安全性は安全性試験の実施で確認し、機能性は最終商品を用いた臨床試験で評価した。
(株)伊藤園の粉末ショウガ湯『国産しょうが』は、ショウガ由来ポリフェノールが関与成分。「寒い季節や冷房条件下において体温(末梢)を維持する機能があることが報告されています」と表示する。安全性は食経験の評価によって確認。機能性については関与成分の研究レビューによって評価した。
協同薬品工業(株)のサプリメント『アスタキサンチンプラス』は、「アスタキサンチンは、正常な目のピント調節機能を維持することで、日常的なパソコンなどのVDT作業による疲労感を軽減することが報告されています」と表示する。
(株)小倉屋柳本は3件受理された。加工食品の『おいしい雑穀 蒸し大麦』『――蒸し雑穀』は、大麦β-グルカンが関与成分。LDLコレステロール値が高めの人を対象とする。また、大豆イソフラボンを関与成分とする『おいしい蒸し豆 蒸しサラダ豆』は、骨を丈夫に維持したい女性に向けて提案する。
ポッカサッポロフード&ビバレッジ(株)の炭酸飲料『ZERO kcal Cider ゼロキロカロリーサイダー』『――レモン』は難消化性デキストリンが関与成分。脂肪の多い食事を取りがちな人、食後の血糖値が気になる人を対象としている。