健康情報ニュース.com > 機能性表示食品 > 【検証】八幡物産『北の国から届いたブルーベリー』届出撤回の顛末(4)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2017年01月16日

【検証】八幡物産『北の国から届いたブルーベリー』届出撤回の顛末(4)

 八幡物産は日本アントシアニン研究会に対して昨年3月31日、「ご連絡」とする書面2枚と仮処分命令申立書10枚を送付した。

 「ご連絡」では、研究会がホームページ上で、機能性表示食品『北の国から届いたブルーベリー』(届出番号A164)の届出情報に関する種々の質問やそれに対する八幡物産の回答を公開することにより、届出商品が機能性表示食品としての基準を満たしていないかのように第三者に認識させてしまうことで、同社が「多大なる影響」を被ることになりかねないとの懸念を示している。

 そのことは、「貴会(研究会)の成立経緯からすれば、いわゆる『健康食品』の販売において、信用や口コミがいかに重要なものであるかは、貴職及び貴会もよくご存知のことと思われる」と繰り返し、そのような多大なる影響が生じることを避けるために、仮処分命令申し立てを行ったと説明している。

 また、「万が一、この申し立ての有無にかかわらず、貴職や貴会が本件の公開を行った場合には、これによって生じた損害につき、貴会等に対して、賠償を求めざるを得なくなる」と警告している。

 さらに、申し立ては八幡物産が多大な影響を避けようとするものに過ぎないので、「当事者間で穏当な解決ができるのであれば、取り下げをすることも可能」、「穏当な解決のため、冷静かつ前向きなご協議を下さいますよう、よろしくお願い致します」と、申し入れの取り下げを婉曲に示唆している。

 同社は東京地裁に提出した10ページに及ぶ仮処分命令申立書で、これまでの経緯を説明した上で、研究会の申し入れによる「不当な公開」(八幡物産)について「最終的な意図は不明」としながらも、研究会側が同社の商品の製造・販売を取り止めさせ、同品の原材料を採択論文で使用されている原料サプライヤーの原材料に切り替えさせようとしていると思われる、と推測している。さらに、今回の仮処分で「研究会側は何ら損害を負うわけではない」と念を押している。

 同社は4月19日、「申立ての趣旨変更申立書兼債権者主張書面(1)」を東京地裁に再提出し、「同社が行った届出に不合理な点が含まれていること」、「届出で同社が行った研究レビューの考察が採択論文の記載内容に沿うものでないこと」、「『北の国から届いたブルーベリー』(届出番号A164)が機能性表示食品の基準を満たしていないこと」について、インターネット上に公開するなどの行為を禁じる処分を求めた。変更申立書では、仮処分の内容をより具体的に規定したわけである。

(つづく)

【田代 宏】

 

おススメ記事

【12/20】「ブランドキープサービス」キックオフセミナー

 (株)クロスボーダーエイジ(本社:東京都千代田区、春山祥一社長)は20日、「ブランドキープサービス記念セミナー」を都内で開催する。新たな商流文化が新たな価値を生み出すという事業コンセプトの下、来年2月から化粧品・スキン […]

2017年12月11日

近大と大塚製薬、PMSによるパフォーマンス障害とエクオール産生能の関連を研究

 近畿大学東洋医学研究所と大塚製薬(株)佐賀栄養製品研究所は8日、女性アスリートを対象とした研究により、月経前症候群(PMS)によるパフォーマンス障害とエクオール産生能の関連を明らかにしたと発表した。研究成果は産婦人科領 […]

広島県、急増する消費者相談 2位に健康食品の定期購入

 広島県が8日公表した県内で急増している消費生活相談の分野別トップ10(12月1日現在)によると、第2位に「他の健康食品」、第3位に「他の飲料」が入った。どちらも、定期購入をめぐるトラブルに関する相談が多数寄せられている […]

2017年12月11日

インタートレード、グループ会社を合併

 (株)インタートレード(本社:東京都中央区、尾﨑孝博社長)は11日、グループ会社で健康食品や化粧品の卸販売を展開する(株)健康プラザパル(東京都中央区)と、ハナビラタケの生産加工業の(株)らぼぉぐが来年年1月1日に合併 […]

2017年12月11日

カネリョウ海藻、『海藻グラノーラ』が料理王国100選入り

 カネリョウ海藻(株)(本社:熊本県宇土市、高木良樹社長)はこのほど、通販サイト「おかげさま」で販売する『海藻グラノーラ』が、月刊誌「料理王国」(発行元:(株)CUISINE KINGDOM、本社:東京都港区、中沢美佐子 […]