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2017年01月13日

機能性表示食品制度はリフレのモノサシ(4)

(株)リフレ 代表取締役 勝田 徹 氏

 

勝田徹社長

勝田徹社長

<広告のあり方を再考する年に>

 ――顧客の反応はどうか。

 勝田 シンプルにヘルスクレームがわかりやすいことについては、お客様に喜んでいただいているようだが、正直、機能性表示食品がどういうものか、詳しく理解しているお客様は少ないと感じている。ただ、質問は増えているので、機能性表示食品同士が比較される時代がすぐに訪れるのではないか。

 ――今年の課題は。

 勝田 「いわゆる健康食品」の広告の取り扱いについて、どのように市場が変わって行くかを注視しなくてはならない。広告のあり方について再考する時期だと思っている。聞くところによれば、昨夏あたりから行政の監視が厳しくなり、さまざまな指摘が増えたという。とくにネット広告では、改善指導などが厳しくなっているようなので、我々も広告の取り扱いについては、今まで以上に注意が必要だと身に沁みて感じているところだ。

 機能性表示食品は、昨年12月に開かれた規制改革推進会議のワーキンググループ(WG)で行われた議論を受け、届出から受理までの迅速化が進むのではないかと感じた。ただし、「関与成分が明らかでない食品」については、ガイドラインの整理に時間がかかるのではないか。

 健康食品が30年~50年の長いスパンでどう変わって行くのかはわからないが、大きなテーマとして国民の健康を考えると、「自己の健康管理」を日本の文化としてどう発展・定着させて行くかが大事だと思う。そのためには、一般にも、健康や食品の知識の浸透が必要だ。消費者目線で消費者の啓発を行っている、と消費者庁は言うが、消費者の知識レベルを上げるための施策はまだ何もできていない。消費者団体も「消費者を守る」と言いながら、消費者を強くするための手は打てていない。

 ――展望はどうか。 

 勝田 私が理想的だと思うのは、健康のためにはどんな栄養が必要なのか、今何を食べなければならないのか、という基本が小さいうちから学校の教育現場で学ばれ、後にそれを自立的・発展的に考える習慣が身に付くことだ。そうなれば、消費者は医者や薬に頼る前に、自分を守ることが自然とできるようになると思うし、食品を選ぶ目も厳しくなるはず。

 一方、業者は消費者に選ばれるために、より深い研究、安全性の追求を行う。相互の成熟こそが、健全な市場の醸成や医療費負担の軽減、活力ある高齢化社会の実現につながると思っている。そこに貢献できるような企業になりたい。

 ――ありがとうございました。

(了)

【聞き手・文:田代 宏】

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