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2018年05月23日

麹菌発酵大豆抽出物に子宮内膜症間質細胞増殖抑制作用

 ニチモウバイオティックス(株)(本社:東京都品川区、天海智博社長、TEL:03-3458-3510)はこのほど、京都府立医科大学産婦人科学教室(北脇城教授)との共同研究で、麹菌発酵大豆抽出物の子宮内膜症間質細胞増殖抑制作用を確認したと発表した。研究成果は学術誌『The Journal of Steroid Biochemistry and Molecular Biology』に掲載された。

 アグリコン型イソフラボンである麹菌発酵大豆抽出物のヒト子宮内膜症間質細胞と、子宮内膜症モデルマウスに対する効果について、グリコシド型イソフラボンとイソフラボンの代謝物であるエクオールと比較した。

 子宮内膜症間質細胞の増殖抑制をWST-8アッセイで測定。インターロイキン(IL)-6、IL-8、アロマターゼとCOX-2の遺伝子発現をリアルタイムPCRで測定した。プロスタグラジン(PG)E2のタンパクレベルをELISAで、アロマターゼ酵素活性をトリチウム水法で測定した。NF-kB関連タンパクレベルはウエスタンブロットと蛍光免疫染色で測定。また、子宮内膜症マウスモデルの嚢胞は個数と嚢胞重量で評価し、Ki67染色で細胞増殖能を測定した。

 麹菌発酵大豆抽出物は濃度依存的に子宮内膜症間質細胞の増殖を抑制したが、正常子宮内膜の増殖抑制は認められなかった。グリコシド型イソフラボンは子宮内膜症、正常子宮内膜ともに増殖を抑制しなかった。

 麹菌発酵大豆抽出物はIL-6、IL-8、アロマターゼとCOX-2の遺伝子発現とPGE2、アロマターゼ酵素活性を抑制。また、子宮内膜症間質細胞でTNF-αによって促進されるIkBのリン酸化を抑制し、蛍光免疫染色でp65の核内取り込みを阻害した。さらに、麹子宮内膜症マウスモデルの嚢胞形成を抑制したが、グリコシド型イソフラボンは抑制効果を示さなかった。

 今回の研究で、麹菌発酵大豆抽出物の子宮内膜症間質細胞増殖抑制のメカニズムと、子宮内膜症モデルマウスを使った病変形成抑制を確認したとしている。

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