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2012年11月17日

1月にも追加提訴へ~『茶のしずく』訴訟第3回弁論(後)

<裁判は3年に長期化>
 裁判後の原告説明会にて、10月2日に行なわれた進行協議では、具体的な和解の話には至らず、今後の審理計画だけが調整されたことがわかった。今後の裁判は「責任論」と「損害論」に分けて審理が進められることになった。これは、今後行なわれる3次提訴など、原告が増えていくことを見据えた方針だ。原告全員に共通する「責任論」についての審理を先に行ない、原告の症状によってそれぞれ異なる「損害論」を後から審理することによって、今後、追加提訴をした原告が審理中の裁判に途中参加できるようになった。責任論については、双方3回程度の主張、損害論については、双方2回程度主張し、全体として提訴から3年以内で判決を出す予定だという。
 弁護団によれば、「年内の第3次提訴は難しい」とし、3次提訴は来年1月から2月を予定しているという。

yuka.jpg 悠香側は、わざと問題を複雑化させ、被害者のアレルギー数値ができるだけ下がるまで時間稼ぎをして、裁判を逃げ切る戦略を取っているとみられる。ここで問題なのは、裁判所が技術論争に付き合おうとする動きを見せることだ。PL法に詳しい弁護士は、「PL法の裁判は、技術論争に巻き込まれるのは危険」と語った。

 責任論と損害論に分けたことは、追加提訴を受け入れることができるようになった半面、裁判の回数が増えたことで、裁判が長期化することになり、原告側には不利とも受け取れる。

 悠香ら被告3社の答弁に対する反論は、すでに弁護側の訴状に含まれている内容にも思える。被告3社の答弁に食い違いも見られており、食い違う主張は、どちらかが嘘をついている証拠と言えなくもない。

 会社の今後を占う裁判なのだから、被告3社は無理やりにでも論理を組み立て、主張しているのだろう。裁判だから仕方がないと割り切っているのかもしれないが、少なくとも悠香は「誠意」という言葉を使う資格はなくなった。消費者の目の前で、消費者を無視した議論が行なわれている。

(了)
【山本 剛資】

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