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2016年03月29日

自然食品店探訪~クレヨンハウス「野菜市場」

人気No.1の有機ニンジン

人気No.1の有機ニンジンなど有機野菜が山積みに

 有機農産物の八百屋「野菜市場」を運営するクレヨンハウス(本社・東京店:東京都港区、落合恵子代表)。「野菜市場」、絵本と女性の専門書店、オーガニックレストラン「広場」も入ったフロアには、幅広い年齢層の消費者が年間50万人訪れる。「野菜市場」のオープンは、レストランでオーガニック野菜を扱うために始めたのがきっかけだった。子供の未来を考えた安心・安全な食材と旬の有機野菜の提供に留まらず、消費者と生産者をつなぐイベントも行っている。

 

 <300軒の有機農家と契約>

 「野菜市場」の店舗面積は約35坪。レストラン「広場」(約60坪)を入れると約100坪になる。月に約3,000人が訪れる同店には、野菜のほか加工食品など1,460品目が並ぶ。構成は農産品22%、加工品61%、日配品11%、酒類2%、雑貨2%で、基本的に有機認証取得のものを扱う。

  農産物の売れ筋上位には、有機ニンジン、有機リンゴ、有機ブロッコリー、有機小松菜、有機ホウレンソウなどがランクインしている(2月単月売上)。

 クレヨン

 同店には四季折々の日本の旬の野菜が全国300軒の契約する有機栽培農家から届く。春は徳之島の有機野菜から始まり、産地は徐々に北上していく。3月の店頭には、瀬戸内海から届いた今が旬の柑橘類が陳列されていた。甘いものが多くなった他店の果物とは違い、同店の柑橘類は酸味が利いているのが“売り”。

今が旬の柑橘はほどよい酸味が売り

今が旬の柑橘はほどよい酸味が利いている

  新種の野菜も時々お目見えする。讃岐(香川県)の農家が作った赤い大根「紅くるり」は、一押しの新種の野菜。「野菜市場」でも販売するが、レストラン「広場」では天ぷらにして提供している。大根特有のみずみずしさを保ちつつ、目に鮮やかな色合いで、料理映えがしそうな野菜だ。

  加工食品のランキングは2月の風物詩でもあるチョコレート2品がランク入り。有機だけではなく、フェアトレードなどもそろえる。海外からの来店者も増えたため、最近では海外産の有機認証を取得した商品も扱うようになった。

ランキング上位に入った「オーガニックチョコレート」

ランキング上位に入った「オーガニックチョコレート」

  最近、日本では自称オーガニックが増え、消費者が混乱していることを憂うのは、副社長の岩間建亜氏。以前、国際有機農業運動連盟(IFOAM)の大会に出たときに、ほかの参加者から「日本にはさまざまなブランド(認証)があるから、有機認証野菜が普及しない」と言われたという。有機農産物が、さまざまな認証や特別栽培野菜との間で普及が停滞している状況を指摘されたわけだ。同氏は、「(有機農産物の)価格は昔よりも下がってきている」と、価格競争力については追いついてきたと説明する。

  同氏は、「有機野菜の生産者を応援することが大事。その責任を実感している」と有機野菜の提供だけではなく、推進にも努める。土日には有機野菜の生産者が来店し、消費者と交流するイベントを実施している。店頭で消費者が有機野菜の作り手の顔を知り、有機野菜の栽培方法を聞くことができるイベントは、野菜の“簡易トレーサビリティー”になるとして好評という。

  有機野菜の宅配も開始した。今年2月にはレストラン「広場」が、NPO法人日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会(JONA)のオーガニック認定を取得した。同社の今後の展開が注目される。

                                      【越中 矢住子】

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