健康情報ニュース.com > 機能性表示食品 > 消費者庁「新制度」説明会(3)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2014年09月04日

消費者庁「新制度」説明会(3)

<食経験の具体的条件は「設定しない」>
 4日開催の「食品の新たな機能性表示制度に係る食品表示基準案(パブコメ)」説明会で、消費者庁の担当官は新制度の全体像を解説した。

 昨年6月14日に閣議決定した「規制改革実施計画」と「日本再興戦略」にも言及。「企業等が自らその科学的根拠を評価した上でその旨及び機能を表示できる…」の「企業等」について、「生鮮食品も対象となり、(野菜・果物などの生産者である)企業でない方(農家など)も含めるために『等』を入れた」と説明した。
 一方、これまで健康食品業界では「等」をめぐり、「健康食品の業界団体も入る」という間違った解釈が流布されていた。しかし、説明会で「等」とは生産者などを指すことが明確にされ、業界内の誤解を解消するかたちとなった。

 新制度の安全性確保対策について詳細な説明が行われた。安全性評価は「食経験」と「安全性試験に関する情報の評価」の2段階で行う。消費者庁は、業界関係者から食経験の基準に関する質問が多く寄せられていることを紹介。しかし、「数値などを用いて条件を示すことは困難」と強調した。担当官は「諸外国をみても、食経験の条件を示している国はない。企業には必要と考える要素を用いて評価してもらう」と話した。また、「サプリメントであっても、しかるべき期間と販売量があり、健康被害の情報がなければ、食経験として評価できる」との見解を示した。

 食経験が十分でない場合、企業は安全性試験に関する情報を収集して評価する。この場合、「既存の文献を収集して評価すればよい」と指摘。ただし、情報を収集できない場合には、「自らの手で試験を実施しなければならない」とした。

 新制度では、関与成分と医薬品、または関与成分同士の相互作用の有無も評価しなければならない。この場合も既存の文献で評価する。文献が見つからない場合は、「どういう条件で、いつ、どのように評価し、情報が得られなかったのかを開示してもらう」と話した。

 これらの安全性に関する文献評価については、「システマティック・レビューによらなくてもよい」と説明した。

(つづく)
【木村 祐作】

おススメ記事

2018年06月29日

【7/18】消費者行政新未来創造オフィスシンポジウム

 消費者庁は7月18日、「消費者行政新未来創造オフィス・愛媛県・愛媛大学シンポジウム」を愛媛大学・南加記念ホール(愛媛県松山市)で開催する。定員250人、参加費は無料。  プログラムは「食べきり侍 参上!」、「学生が運営 […]

伊藤園、ポケモンパッケージの『ポケットべジ』発売

 (株)伊藤園(東京都渋谷区、本庄大介社長、TEL:0800-100-1100)は7月2日、(株)ポケモン(東京都港区、石原恒和社長)とタイアップし、パッケージにポケモンたちをデザインした野菜・果実ミックス飲料『充実野菜 […]

永谷園、黄金しじみエキス配合のみそ汁を数量限定発売

 (株)永谷園(東京都港区、飯塚弦二朗社長)は7月から、黄金しじみエキスを配合した『1杯でしじみ70個分のちから みそ汁』『――塩分控えめ』を数量限定で順次発売する。黄金しじみは、台湾の花蓮にある水産養殖専業区で育てられ […]

ル・パティシエヨコヤマ、洋菓子を自主回収

 消費者庁のリコール情報サイトは28日、(有)ル・パティシエヨコヤマ(千葉県習志野市)による洋菓子の自主回収情報を掲載した。  対象商品は『谷津干潟の卵』。アレルゲン(小麦)の記載漏れのため、自主回収している。連絡先はT […]

2018年06月29日

ビフィズス菌が産生する酸に新たな作用

 協同乳業(株)(東京都中央区、尾崎玲社長)は28日、腸内ポリアミンが複数の腸内細菌の代謝経路を経由して生合成され、その生合成経路はビフィズス菌などが産生する酸によって作動することを確認したと発表した。研究成果は学術誌『 […]