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2014年09月04日

消費者庁「新制度」説明会(2)

<注意喚起表示を追加>
 新・機能性表示制度の食品表示基準案(パブコメ案)は、加工食品と生鮮食品の表示事項を規定している。加工食品の表示事項をみると、「機能性表示食品」と表示し、機能性表示の内容や関与成分を記載。1日摂取目安量、1日摂取目安量あたりの関与成分の含有量、届出番号、事業者の連絡先なども必須となる。

 栄養成分表示の表記ルールは、一般の加工食品と異なる。一般の加工食品では、「100gあたり」「1食分あたり」などの熱量・たんぱく質・脂質・炭水化物・ナトリウムの量を表示する。しかし、機能性表示食品では、1日摂取目安量あたりの含有量を表示しなければならない。

 機能性と安全性について国の評価を受けていないという表示も必須となる。表記方法について基準案は、「本品は一定の科学的根拠に基づき、事業者の責任において特定の保健の目的が期待できる旨の表示を行うものとして、消費者庁長官に届出されたものです。ただし、特定保健用食品とは異なり、消費者庁長官による個別審査を受けたものではありません」と規定。説明会で消費者庁の担当官は、「ネガティブでなく、ポジティブな言い回しを考えた。このとおり記載してほしい」と話した。

 基準案では、注意喚起表示の1つに、『疾病に罹患している場合は、医師に相談の上、摂取してください』を挙げている。この表示は、検討会報告書には盛り込まれていない。追加した理由について、必須となる『医薬品を服用している場合は、医師、薬剤師に相談の上、摂取してください』の表示だけでは、「医薬品を使用していない疾病者にメッセージが届かないと考えた」(消費者庁)と説明した。

 また、一般の加工食品で例外規定として設けられている添付文書などへの表示は、機能性表示食品では認めない。たとえば、宅配用の牛乳びん(リターナブルびん)などにも例外規定を設けない。

<栄養強調表示は可能>
 基準案は表示禁止事項を定めている。これには、『疾病の治療効果や予防効果を標榜する用語』、『消費者庁長官の評価・許可・承認を受けたと誤認させる用語』などがある。

 関与成分以外の配合成分を強調して表示することも禁止される。たとえば、関与成分のβ-クリプトキサンチンのほかに、グルコサミン(関与成分ではない)を配合した商品の場合、β-クリプトキサンチンを強調して表示することは可能だが、グルコサミンをアピールすることはできない。ただし、栄養強調表示のルールに基づく「○○を含む」といった強調表示は可能となる。

(つづく)
【木村 祐作】

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