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2015年11月02日

機能性表示食品制度に対する各団体の評価は?

 消費者庁の機能性表示食品制度が施行されて、およそ7カ月が過ぎた。これまでの状況を踏まえ、健康食品の各業界団体は同制度に対し、どう評価しているのだろうか。主な業界団体の関係者に話を聞いた。

<各団体ともに高い評価>
 機能性表示食品制度に対する各業界団体の評価は概ね高いと言える。特定保健用食品(トクホ)以外では許されなかった機能性表示が実現したこと、とくに部位表示が可能となったことに満足しているようだ。

 健康食品産業協議会では、「基本的に企業が顧客に正しい情報を伝えられるポテンシャルを持った制度」と評価。その理由として、科学的根拠に基づく情報や部位表示によって、消費者とコミュニケーションが取りやすくなった点を挙げる。

 (公財)日本健康・栄養食品協会(JHNFA)は、「制度の活用に向けて、消費者の理解を得るために業界の前向きな取り組みが必要。制度が社会に浸透すべく、全体で育てていく必要がある」という。(一社)国際栄養食品協会(AIFN)も、「100%ではないが、(表示が)従来と比較してかなり拡大された点は評価できる。消費者が理解できて購入しやすくなる表示が増えた」と話す。

 薬業健康食品研究会は「エビデンスデータで食品の機能性を担保する点が非常に良い。エビデンスや安全性がデータで裏付けされた原料を用いて、GMP準拠の工場で製造する。あらゆる意味で、製薬会社が取り組みやすくなった」と歓迎。(公社)日本通信販売協会(JADMA)も、「制度施行は非常に画期的。業界と地方の活性化に貢献する」としている。

 また、サプリメント・エグゼクティブ会議の事務局では、「世界に類を見ない最先端の制度。届出制度により企業の技量が向上、引いては業界の進歩発展につながる」と期待を寄せている。

<対象成分や事務処理期間で不満も>
 機能性表示食品制度に対する不満については、「制度の対象外となった関与成分」を挙げる意見が多い。健康食品産業協議会は、制度に乗れていない成分を対象に加えるように要望。「制度をもう一段手直しする必要がある」という。AIFNでは「標準事務処理期間が明示されていない。医薬品は資料が提出されて半年以内に結論を出すなどのルールがある」とし、処理期間のルール化を求めている。

 また、日本栄養評議会(CRN JAPAN)のように、「トクホの場合は1~2年で数品が許可されただけだった。半年も経たずに数十件も受理されたことは、制度がスタートする以前に、各業界団体や企業がいかに制度を理解していたかということを表している」という見方もある。

【越中 矢住子】

※詳細はI.Bヘルスケア秋季増刊号(10月31日発刊)に掲載

 

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