健康情報ニュース.com > 機能性表示食品 > 機能性表示食品ガイドラインのポイント(9)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2015年03月03日

機能性表示食品ガイドラインのポイント(9)

 2日都内で開催された消費者庁の「食品表示基準および新たな機能性表示制度に係る説明会」で、消費者庁の担当官は新・機能性表示制度(機能性表示食品制度)のガイドライン(案)について説明した。

<『倫理審査委員会による審査』の重要性を強調>
 担当官は、サプリメント形状食品のうち錠剤・粉末剤・液剤に限り、合理的な理由があれば一般加工食品として扱ってもよいと説明。「その他の加工食品の場合、システマティック・レビューで観察研究も対象となる」などの影響が出てくるため、重要なポイントと指摘した。

 安全性を評価する際の留意点もいくつか挙げた。ガイドライン(案)で示した食経験の「喫食実績の評価項目」について、あくまでも例示であるとし、「項目数が膨らんでも構わないし、すべての項目を満たさなくてもよい」と語った。

 既存の情報によって安全性試験を評価する際の『倫理審査委員会における審査を受けるなど参加者の人権と安全性が確保された試験計画に基づく論文を使用する』という留意点にも言及。「とくに倫理面の配慮が大切となる。極めて重要なので国内外の論文を問わず、しっかりと見極める必要がある」と強調した。

 安全性試験の実施に関する提出資料については、英語以外の外国語で書かれた文献の場合、正確な日本語に翻訳した資料を原文と一緒に添付するよう求めた。「翻訳ソフトによって訳した微妙な日本語は適さない可能性もある」と注意を促した。
 さらに、安全性情報を一般消費者向けに要約する取り組みを重視する姿勢を示した。「極めて重要な情報となる。一般の人にとってわかりやすい内容にできるかどうかが企業に問われている」と語った。

 また担当官は、表示した値のとおりに関与成分が含まれていることを分析する場合のサンプル数について説明。「ガイドライン(案)で『1ロット以上の適切なロット数とする』とあるが、これは1ロット以上の単位から、商品特性に応じてサンプルを選んでほしいという意味」と補足した。

(つづく)
【木村 祐作】

おススメ記事

メディカル一光、子会社を合併

 調剤薬局や医薬品卸、介護業などを展開する(株)メディカル一光(本社:三重県津市、南野利久社長)は21日、連結子会社の(株)ヘルスケア一光と(株)ハピネライフケアを合併すると発表した。 合併期日は9月1日としている。   […]

2017年06月22日

キティー、粉末形状のビフィズス菌原料の提案開始

 (株)キティー(本社:東京都新宿区、朝木宏之社長、TEL:03-6457-7990)のバイオ事業部はこのほど、粉末形状の食品原料『ビフィスリム菌KMH001』の提案を開始した。  これはヒト由来のビフィズス菌(Bifi […]

ツルハHD、5月期は大幅増益に

 (株)ツルハホールディングス(本社:北海道札幌市、堀川政司社長)は20日、2017年5月期決算を発表した。売上高は前年比9.4%増の5,770億8,800万円、営業利益は同18.3%増の370億7,100万円、経常利益 […]

2017年06月22日

サプリメントで「タウリン」の広告はNG

 (公社)日本広告審査機構(JARO)はこのほど、最近の審査トピックスとして「タウリンを含むサプリメントの扱いは?」を取り上げた。  タウリンは「専ら医薬品として使用される成分本質(原材料)」のリストに記載されているため […]

愛知県、健康食品「お試し」のトラブル増加

 愛知県はこのほど、2016年度に県内の消費生活センターに寄せられた消費生活相談件数が前年比4.3%減の4万3,101件に上ったと発表した。商品別に見ると、健康食品に関する相談は1,365件で、同47.1%増となった。 […]