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2015年04月17日

機能性表示食品の届出状況(2)

<食経験によって安全性を評価>
 きょう17日に公開された機能性表示食品の届出情報(8商品)のうち、安全性評価に関する情報をみてみる。安全性評価の方法は大きく分けて、「食経験の有無による評価」「既存情報(データベース上などの論文)による評価」「安全性試験の実施」の3とおりがある。

 評価方法の内訳をみると、食経験で評価したのが『ナイスリムエッセンス ラクトフェリン』(ライオン)、『ヒアロモイスチャー240』(キユーピー)、『健脂サポート』(ファンケル)の3商品。既存情報による評価は、『えんきん』(ファンケル)の1商品。安全性試験の実施は、『蹴脂粒』(リコム)、『ディアナチュラゴールド ヒアルロン酸』(アサヒフードアンドヘルスケア)の2商品となっている。
 『パーフェクトフリー』(麒麟麦酒)と『食事の生茶』(キリンビバレッジ)は、食経験と既存情報の両方で評価している。

 安全性評価で業界関係者が悩んでいるのが、食経験による評価。各社からは「どのくらいの量をどのくらいの期間摂取すれば食経験があると言えるのだろうか」という質問が多い。この点については、国際的にも線引きができていない。そこで、食経験によって安全性を評価した届出商品の情報をみてみる。

 『健脂サポート』は届出商品の喫食実績で評価。摂取集団は全国の18歳以上の日本人男女。2010年9月に発売し、過去3年で4万2,000商品を販売した。健康被害情報については、湿疹の発生などが報告されているが、商品との因果関係が不明で、個人の体質や体調による影響が大きいと判断。「当該製品が原因と考えられる健康被害の発生は確認されなかった」と説明している。

 一方、『ナイスリムエッセンス ラクトフェリン』は、届出商品と類似食品の喫食経験によって評価した。届出商品は類似食品とコーティング成分が異なるが、崩壊性が同等で、関与成分の消化・吸収過程に影響がないと説明。摂取集団は全国の10代~90代の健康な日本人男女。07年から約6億粒(1日3粒)の販売実績がある。重篤な健康被害は発生していないという。

 『ヒアロモイスチャー240』(キユーピー)の場合は、02年から全国的に通販で展開。これまでに累計60万袋以上を販売し、健康被害の報告はないとしている。

 このように食経験によって安全性を評価できる点は、新制度の特徴の一つ。特定保健用食品(トクホ)では認められておらず、費用面などで業界にとってはメリットが大きいと言える。

(つづく)
【木村 祐作】

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