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2016年04月11日

機能性表示食品の届出は今のままでいいのか?(3)

インデナジャパン(株) 取締役営業部長 川田 晋氏(左)と、国立医薬品食品衛生研究所 食品部部長 穐山浩氏

インデナジャパン(株)取締役営業部長の川田晋氏(左)と、国立医薬品食品衛生研究所食品部部長の穐山浩氏

<定量指標成分「ルテイン」と関与成分「マリーゴールドエキス」>

 穐山 ジェクファによるルテインの評価については読んだことがないが、たぶんルテインは添加物として評価されているのではないか?

 高尾 ルテインとしてCAS番号が振られたE161bという色素としての評価だが、このような定義を無視してルテインへの安全性評価として引用されている。

 穐山 ルテインとしてジャクファが評価しているのか。だが、新制度ではマリーゴールド色素でエビデンスを取得しているのではないか。

 川田 そのとおりだが、関与成分がルテインになっているために関与成分の解釈に混乱が起きている。

 穐山 なるほど。摂取形態はルテインではないのに?

 川田 ええ、実際はマリーゴールドエキスなのだが。

(株)オムニカ代表取締役社長の高尾久貴氏

(株)オムニカ代表取締役社長の高尾久貴氏

 穐山 安全性の観点からすると、そのような評価を用いるべきではない。ジェクファで評価されているのは70%のルテインのマリーゴールド色素のエキス。これが動物実験で評価されている。当然、慢性毒性試験も実施していると思う。これと同じものを商品にしており、ADIの基準を守っているのであれば、それでいいと思う。

 ところが、実際は色素やエキスを販売していて、ルテインが70%ではなく、ルテインとしてはほとんど入っていないにも関わらず、ルテインに関するジェクファの評価を使って安全性を根拠としているとすれば、それはおかしい。 

 高尾 共通点はあるが、モノは違う。

 穐山 私は、ルテインは定量指標成分で、マリーゴールドエキスが関与成分だと思う。そのなかの脂肪酸の付いたエステル体をいくつか測定し、色素成分をある程度特定できる成分であれば機能性関与成分はそれでいいと思う。

 司会 つまり、定量指標成分であるルテインを関与成分だとして販売している商品があるとすれば、それは制度上、不適格であるという判断か。

 穐山 そのとおり。

 高尾 ジェクファでアントシアニン成分として評価されたもので、ブドウから得られたアントシアニンだが、ブドウから得られた安全性の評価をいくつ並べてもアントシアニンの評価は出せないと結論付けされている。色素に対する評価を行ったに過ぎず、アントシアニンとしての評価は行っていないという意味だ。

(つづく)

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