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2015年07月08日

機能性表示食品「届出SR」の適正さ検証へ

2015.7.7 健康食品フォーラム 007のコピー<上岡教授らのグループが研究プロジェクト開始>
 (一財)医療経済研究・社会保険福祉協会が7日都内で開いた健康食品フォーラム「機能性表示食品の現状と課題」で、東京農業大学大学院の上岡洋晴教授は、機能性表示食品で届け出されたシステマティック・レビュー(SR)の適正さに関する研究を開始したことを明らかにした。

 研究プロジェクト名は「日本の消費者庁公式ホームページに登録された機能性表示食品のシステマティック・レビューの質:2015年4月スタートの前向きシステマティック・レビュー」(FFC‐SR2)。上岡教授と東京有明医療大学の津谷喜一郎特任教授、富山大学の折笠秀樹教授の3人が中心となって取り組む。また、共同研究者に武蔵野大学の大室弘美教授らが名を連ねている。

 上岡教授は、届け出されたSRの結果が、適正な方法によって実施されたものかどうかを明らかにすると説明。記述事項について、不履行や記入漏れなどを検証し、得られた結果を適正に述べているかを調べる方針だ。届け出された関与成分や商品の安全性・機能性の有無などを明らかにすることは研究の対象外としている。

 研究内容については、(1)機能性表示内容の適正性に関する評価(表示内容がSRの結果を適切に反映しているか)、(2)PRISMA声明チェックリストによる届出SRの質の評価、(3)健康食品分野のSRの文献検索、(4)メタ分析の質の評価――を予定している。

 上岡教授は、研究計画の一部のプロトコルについて、SRの事前の試験登録として世界的に著名な「PROSPEROとUMIN-CTRに登録したことを紹介。「結果は学術報告をはじめ、公式に報告する予定」と話した。

<「消費者と向き合っている意識を」>
 消費者庁の岡田憲和審議官は、機能性表示食品制度の発足をテーマに講演した。「4月に入ってとても注目されていて、いろいろな人から指摘を受けている」と説明。届出情報を開示する意味について、「見るのは一般国民であることを強く意識してもらうことが重要。消費者と向き合っているという意識を持ってほしい」と述べた。

 岡田審議官は「届出情報の形式チェックにより、届出資料で不足している点を指摘している。形式的な誤りがないようにしてほしい」と適切な対応を求めた。また、機能性表示のあり方について、「企業内で消費者目線などによってチェックすることが必要」と話した。

 

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