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2015年11月20日

機能性表示食品――この人に聞く(8)

健康食品認証制度協議会 代表幹事 城田 昌之 氏

<GMPを取得し、マークを付けてほしい>

 ――機能性表示食品制度のスタート後の印象は?

sirota.jpg 城田 DgSなどの流通は新制度に大きな期待を寄せているようだ。これまで消費者はどの商品を使えばよいのかわからなかったが、パッケージに機能性が表示されることで商品選択をしやすくなったと感じている。店頭や通信販売で品ぞろえが増えていけば確実に普及すると思う。

 ――機能性表示食品制度に対する評価は?

 城田 消費者にとって自分が求めている商品が探しやすくなるという意味で理にかなった制度だと思う。ただ、特定保健用食品(トクホ)との違いがよくわからないのではないか。機能性表示食品というネーミングは認知され始めているようだが、トクホと何が違うのか、その中身が理解できていないのではないか。同じ成分のトクホと機能性表示食品があって、同じような機能性が表示してあれば、その違いがわかりにくいだろう。今後どう整理するのか、業界をはじめ各団体・機関、事業者が考えていかなければならない課題だろう。

 また、届出情報がとてもわかりにくい。技術者が見る分には理解できるのだろうが、消費者に対してはもう少しわかりやすい記述が必要だし、消費者庁の方でもひとひねりしてほしい。

 ――制度導入による市場への影響は?

 城田 市販されている通販チャネルの商品で、単品で売っている企業などではそこそこ売れているようだが、目に見えてくるのはむしろこれからだろう。DgSの店頭で商品を見かけるのはまだ数社。配荷は順調だと聞くが、商品が回転するかどうかはこれからのことだと思う。

 ――将来的に健康食品GMPの義務化を求める声も上がっているが?

 城田 個人的には義務化してもよいと思っている。実際、GMP工場で作ろうという販社も増えてきたし、義務化でないにしても、それに近い状態になってきている。健康食品産業協議会へも事業者にGMPを推奨するように積極的に働きかけている。GMPのガイドラインにもバリデーションの考え方を盛り込むなど、レベルアップを図っている。さらに、GMP認定機関である(公財)日本健康・栄養食品協会(JHNFA)が運用している安全性第三者認証についても、原料の同等性や食経験の調査など、機能性表示食品の要求事項にできるだけ近づけてほしいと考えている。

 ――今後の制度への要望と協議会の方針は?

 城田 関係者には、工場・原料・商品のGMPをすべて取得して、ぜひマークを付けてほしい。製造工程や製品の規格、分析法などを記した製品標準書を認証機関に提出してチェックしてもらえばマークが付与される。

 GMPに関しては、過去には要求事項に差の見られた(一社)日本健康食品規格協会(JIHFS)とJHNFAの2つの認定機関がほぼ同じ目線に近づいてきたので、一層近づくように運用していく。GMPの重要性を普及しながら当協議会のアピールも積極的に行っていきたい。

【聞き手・文:田代 宏】

 

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