健康情報ニュース.com > 機能性表示食品 > 機能性表示食品――この人に聞く(6)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2015年11月04日

機能性表示食品――この人に聞く(6)

健康食品産業協議会 事務局長 小田嶋 文彦 氏

 

odajima.jpg<「疑義が生じない説明方法を研究する必要性」>
 ――機能性表示食品制度のスタート後の印象は?

 小田嶋 基本的に企業側から見ると、顧客に正しい情報を伝えられるポテンシャルを持った良い制度だ。届出受理のスピードをより早めるために、消費者庁にも一段の努力を望むとともに、届出企業もいっそう勉強しなければならない。今後、業界を挙げて盛り上げて、制度が市場に浸透するようにしていきたい。また一般論として、特定保健用食品(トクホ)は情報開示や表現の自由など、機能性表示食品と比べて弱い部分がある。ブラッシュアップする必要性がある。

 ――消費者団体から届出情報に対する疑義が提出されているが?

 小田嶋 疑義については、業界全体として真摯に受け止めている。また、指摘された企業では、説明が不足しているのではないか。消費者に納得されるような表現が望まれており、疑義が生じない説明方法を研究する必要性がある。

 ――全国消費者団体連絡会の意見書で、「機能性について科学的根拠(エビデンス)の弱い製品、安全性に疑義を抱かれるような製品の届出は止めてください」との要望があるが?

 小田嶋 エビデンスの基準として、消費者庁のガイドラインしか存在しないなかで、その要件に形式上適合しているのならば、通さざるを得ないと思う。疑義については、消費者庁が「確かに問題だ」と判断すれば動くはずなので、そうでない以上、業界として何か言うことはできない。届出情報の内容を問題視するのなら、まず基準に関する議論を行い、関係者のコンセンサスを得ることが先決と思う。

 ――そのほか、「科学的な情報を正しくかつわかりやすく消費者に情報提供してください」や「消費者を誤認させないよう、正しい表示と適正な広告宣伝を行ってください」という要望に対する回答は?

 小田嶋 企業のノウハウを集めた「企業届出ガイドブック」作成を検討中だ。また、表示・広告に関する協議会の専門部会D分科会で審議している。

【聞き手・文:越中 矢住子】

 

おススメ記事

2018年06月29日

【7/18】消費者行政新未来創造オフィスシンポジウム

 消費者庁は7月18日、「消費者行政新未来創造オフィス・愛媛県・愛媛大学シンポジウム」を愛媛大学・南加記念ホール(愛媛県松山市)で開催する。定員250人、参加費は無料。  プログラムは「食べきり侍 参上!」、「学生が運営 […]

伊藤園、ポケモンパッケージの『ポケットべジ』発売

 (株)伊藤園(東京都渋谷区、本庄大介社長、TEL:0800-100-1100)は7月2日、(株)ポケモン(東京都港区、石原恒和社長)とタイアップし、パッケージにポケモンたちをデザインした野菜・果実ミックス飲料『充実野菜 […]

永谷園、黄金しじみエキス配合のみそ汁を数量限定発売

 (株)永谷園(東京都港区、飯塚弦二朗社長)は7月から、黄金しじみエキスを配合した『1杯でしじみ70個分のちから みそ汁』『――塩分控えめ』を数量限定で順次発売する。黄金しじみは、台湾の花蓮にある水産養殖専業区で育てられ […]

ル・パティシエヨコヤマ、洋菓子を自主回収

 消費者庁のリコール情報サイトは28日、(有)ル・パティシエヨコヤマ(千葉県習志野市)による洋菓子の自主回収情報を掲載した。  対象商品は『谷津干潟の卵』。アレルゲン(小麦)の記載漏れのため、自主回収している。連絡先はT […]

2018年06月29日

ビフィズス菌が産生する酸に新たな作用

 協同乳業(株)(東京都中央区、尾崎玲社長)は28日、腸内ポリアミンが複数の腸内細菌の代謝経路を経由して生合成され、その生合成経路はビフィズス菌などが産生する酸によって作動することを確認したと発表した。研究成果は学術誌『 […]