健康情報ニュース.com > 機能性表示食品 > 植村弁護士、機能性表示食品「受理されたが景表法違反もあり得る」
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2015年10月13日

植村弁護士、機能性表示食品「受理されたが景表法違反もあり得る」

<研究レビューのグラフ使用で注意促す>
 (公財)日本健康・栄養食品協会や(公社)日本広告審査機構などの主催による「健康食品に関する景品表示法セミナー」が13日、都内で開かれ、機能性表示食品と景品表示法の関係などをテーマとした講演が行われた。

keihyouhou.jpg 大江橋法律事務所の植村幸也弁護士は、健康食品の広告・表示と景表法の関係を解説した。機能性表示食品で問題となる広告・表示について、基本的には特定保健用食品(トクホ)と同じ考え方と説明。具体的には、(1)医薬的な効能効果、身体の組織機能の増強・増進を目的とするもの、(2)届出を超える、(3)届け出た機能性表示を強調、(4)機能性関与成分以外の関与成分を強調、(5)届出に従った広告・表示だが、科学的根拠を欠くもの――などを挙げた。
 トクホと違って機能性表示食品は形式審査にとどまるため、「(消費者庁に)受理されたが、景表法に違反することも法律上、十分にあり得る」と話した。

 植村弁護士は、機能性表示食品の機能性に関する科学的根拠と景表法の合理的根拠のレベルにも言及。「機能性表示食品はガイドラインでかなり厳格に決められているので、理論的には(景表法の合理的根拠と)同じレベルであるべきだが、実際には高いレベルの根拠が要求されているという印象がある」との見解を示した。

 機能性表示食品の広告でビフォア・アフターや体験談を用いることについては、「機能性表示食品だからダメということはない。当然、優良誤認にならないように、特異な例のみを取り出してはダメと思う」と述べた。

 また、臨床データを広告に使用する際にグラフの使用も可能だが、トクホで求められるルールと同じようなことが、機能性表示食品でも言えると指摘。一方、研究レビューで採択した論文が複数ある場合では、「とくに効果が高かったもの(論文)ばかりを強調してグラフなどを利用すると、不当表示とされる可能性がある」と注意を促した。

 

おススメ記事

コカ・コーラ、『リアルゴールド』に新フレーバー

 全国のボトリング会社と(株)日本コカ・コーラ(東京都渋谷区、ホルヘ・ガルドゥニョ社長、TEL:0120-308509)で構成するコカ・コーラシステムは7月2日、乳性フレーバーをミックスした『リアルゴールド スーパーリフ […]

2018年06月21日

【7/25】「健全な市場流通を考える会」が公開討論会

 「健康食品・サプリメントの健全な市場流通を考える会」(唐木英明会長)は7月25日(午前10時から午後0時30分)、公開討論会「健康食品の健全な発展のために我々は何をしたらいいのか?」を東京ビッグサイト・西ホール会場内( […]

2018年06月21日

キリン、巨人軍とオフィシャル乳酸菌飲料サプライヤー契約

 キリン(株)(東京都中野区、磯崎功典社長)とキリンビバレッジ(株)(東京都中野区、堀口英樹社長)は20日、(株)読売巨人軍とオフィシャル乳酸菌飲料サプライヤー契約を締結したと発表した。乳酸菌を配合した飲料の提供により、 […]

2018年06月21日

全健協、通常総会・懇親会を開催

 特定非営利活動法人全日本健康自然食品協会は20日、通常総会・懇親会を如水会館(東京都千代田区)で開催した。参加者は約50人。通常総会で再任された杢谷正樹理事長は「変化の多いなか、明日への可能性を見つめて進展していく」と […]

成人年齢引き下げ、高校の消費者教育事例集を公表~消費者庁

<ネットトラブル、悪質商法、薬・食品などテーマに>  改正民法の施行により、成人年齢が18歳へ引き下げられることを踏まえ、消費者庁は20日、高校生向けの消費者教育教材「社会への扉」の活用事例集を公表した。2020年度まで […]