健康情報ニュース.com > 機能性表示食品 > 新制度検討会、重要課題をクリア(3)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2014年06月27日

新制度検討会、重要課題をクリア(3)

<機能性の実証についても意見を集約>
 26日の消費者庁「食品の新たな機能性表示制度に関する検討会」は、積み残しとなっていた重要課題を検討した。機能性の実証方法もその一つ。最終製品を用いたヒト試験による実証で要求される「研究計画の事前登録」、研究レビューによる実証で用いる「システマティック・レビュー」などが議論の焦点となった。

kentoukai3 (3)

 これに対し、業界代表委員の関口洋一氏(健康食品産業協議会会長)が提出した資料では、UMIN臨床試験登録システム等への事前登録を努力目標とするように要望。その理由に、「登録を義務づけていない学術誌も少なくない。また、特定保健用食品制度でもUMIN等登録を求められていない。したがって、現段階での義務づけは時期尚早である」、「UMIN登録により企業の商品開発情報が早期流出する懸念がある」ことを挙げた。

 しかし、津谷喜一郎委員(東京大学大学院薬学系研究科特任教授)は、関口委員の提出資料に疑問を投げかけた。「時期尚早とあるが、そうではないと思っている。登録件数は急速に増えている」、「トクホの登録がないことがおかしい。当然入るべきだ」と述べ、業界の主張が見当違いであると指摘した。さらに、「UMIN臨床試験登録システムは、登録日と公開日を別々に設定できる」と説明。企業情報が早期流出するという健康食品産業協議会の主張が、事実と異なる点を述べた。

 また消費者庁の担当課は、最終商品を用いたヒト試験による実証の場合、事前登録などについて経過措置を設ける方針を示した。新制度スタート後のある時期までを経過措置と定め、それを過ぎると、示された要件を満たすことが必須になるとみられる。

 データベース上の文献を収集して行なうシステマティック・レビューに対しても、いくつかの意見が出された。合田委員は対象とする論文について、「一定レベル以上の論文を定めておくべき」と主張した。

 最終製品のヒト試験による実証、研究レビューによる実証ともに、消費者庁案の方向で意見が集約されたと言える。

(つづく)
【木村 祐作】

おススメ記事

遺伝子組み換え表示、コーンフレークの追加を見送り

<検査法の再現性、確認できず>  消費者庁の「遺伝子組み換え表示制度に関する検討会」は17日、遺伝子組み換え(GM)表示制度の対象品目に追加する方向で検討していた「コーンフレーク」について、再現性のある検査法が確立されて […]

ジャパンライフ、1年以内に3度目の行政処分

<3月の行政処分を受け、新たなビジネス>  装着タイプ磁気治療器の販売取引で特定商取引法に違反したとして、消費者庁は17日、ジャパンライフ(株)(東京都千代田区、山口ひろみ社長)に対し、業務提供誘引販売取引について12カ […]

2017年11月17日

フジッコ、黒大豆種皮抽出物で臨床試験終了

 フジッコ(株)(本社:兵庫県神戸市、福井正一社長、TEL:078-303-5925)は、黒大豆種皮ポリフェノールを豊富(58%以上)に含む『クロノケアSP』で、機能性表示食品制度への届出準備に入った。  今年3月に開催 […]

2017年11月17日

コトブキ薬粧、大阪の展示会で新サービス提案

 コトブキ薬粧(株)(本社:大阪市中央区、和田洋治社長、TEL:06-4963-2877)は28日から30日までの3日間、インデックス大阪(大阪市住之江区)で開催される「中小企業新ものづくり・新サービス展」に出展する。大 […]

クリスマス限定パッケージの『Newヤクルト』発売

 (株)ヤクルト本社(本社:東京都港区、根岸孝成社長)は11月下旬~12月下旬の期間、クリスマスシーズン限定パッケージの乳製品乳酸菌飲料『Newヤクルト』、『Newヤクルトカロリーハーフ』を全国で発売する。容器にクリスマ […]