健康情報ニュース.com > 機能性表示食品 > 新制度検討会、機能性の議論へ(2)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2014年04月07日

新制度検討会、機能性の議論へ(2)

<消費者意向調査結果を公表>
kinousei_04 (1)

 調査結果は、新制度の方向性を占う資料となる。新制度の対象者、「この表示は国によって評価されたものではありません」という表示の表記方法、科学的エビデンスのレベルなどを議論する際の”ベース”と位置づけられる。

 調査は今年3月5~7日、インターネットを活用し、全国の15~79歳の男女約3,000人を対象に実施。いわゆる健康食品に対するイメージ、米国ダイエタリーサプリメント制度に基づく表示の印象、機能性表示のあり方などを聞いた。対象者を(1)20~64歳(疾病なし成人)、(2)20~64歳(疾病あり成人)、(3)65歳以上(高齢者)、(4)15~19歳(未成年者)、(5)健康食品を摂取している中学生以下の子どもを持つ者(保護者)、(6)妊娠中・妊娠計画中の者(妊娠)――の6グループに分けて分析。「20~64歳(疾病なし成人)」と各グループの違いを分析した。

<子どもの保護者や未成年者など健康食品を誤認>
 調査結果から、いわゆる健康食品に対して消費者が抱くイメージが浮かび上がった。過去1年間にいわゆる健康食品を摂取した消費者で、摂取により「健康を維持できる」と考える人の割合は「疾病なし成人」と比べ、「未成年者」「保護者」「妊娠」グループで高かった。摂取により「病気が治る」については、「未成年者」「保護者」グループで高くなる傾向にあった。また、「すべて国が認可している」と誤解している割合は、「未成年者」グループで3割以上となった。

 次に、いわゆる健康食品の効果について聞いた。「多く飲むほど効果が高くなる」と考える人の割合は「保護者」グループで、「複数の種類を同時に摂取すると効果が高くなる」は「未成年者」グループなどで顕著に高かった。

 さらに、「医薬品との同時利用で医薬品より高い効果が期待できる」との回答は、「未成年者」グループで高かった。「原材料が天然由来のものは、より安心して摂取できる」と考える人は、「妊娠」グループで6割を超えた。

 調査結果から、特に「未成年者」「保護者」「妊娠」グループは、いわゆる健康食品に対して誤認しやすい傾向が顕著なことがうかがわれた。今後の議論によって、子どもや妊娠女性への対応などが課題に上りそうだ。

(つづく)
【木村 祐作】

おススメ記事

日本の伝統的食事ではなく、「欧米型」などで死亡リスク低下

<コーヒーや乳製品などの効果もリスク低下の要因>  (国研)国立がん研究センターの研究グループがこのほど公表した調査結果から、日本の伝統的な食事と、ガン・循環器疾患などによる死亡リスクに関連性がないことがわかった。一方、 […]

2017年05月26日

【6/24】公開シンポジウム「健康食品の適切な利用法と広告の見方」

 消費者委員会は6月24日、公開シンポジウム「健康食品の適切な利用法と広告の見方」を岩手県自治会館(岩手県盛岡市)で開催する。  基調講演は、消費者委員会委員長の河上正二氏による「消費者委員会の活動と食品表示のあり方」。 […]

QOLサポート研究会、「心の測定」をテーマに講演

 NPO法人QOLサポート研究会(松本高明理事長)は25日、「心と脳を科学する」をテーマに、第12回講演会をミューザ川崎(神奈川県川崎市)で開催した。理化学研究所ライフサイエンス技術基盤研究センター細胞機能評価研究チーム […]

2017年05月26日

アマニフォーラム実行委員会、セミナーを都内で開催

 アマニフォーラム実行委員会は25日、「第1回アマニフォーラム セミナー」を都内で開催した。スペシャルゲストとして招かれた「モンサンクレール(東京・自由が丘)」のオーナーパティシエである辻口博啓氏は、アマニを使ったスイー […]

2017年05月26日

第4回クリルオイル研究会、森下竜一氏が講演

 クリルオイル研究会(矢澤一良会長)は25日、東京ビックサイト(東京都江東区)で第4回クリルオイル研究会を開催した。関係者70人が参加した。  大阪大学大学院教授の森下竜一氏は、23日に規制改革推進会議が安倍首相に提出し […]