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2014年05月03日

新制度の骨格が明らかに(4)

<「生鮮食品」の議論を開始>
 第5回「食品の新たな機能性表示制度に関する検討会」では、生鮮食品についての議論も始まった。昨年6月の閣議決定で、新・機能性表示制度の対象に加工食品と農林水産物が明記された。新制度は健康食品などの加工食品だけでなく、生鮮食品も含めた仕組みとなる。

 会合で農林水産省の担当官は、安全性・機能性に関する科学的根拠の事例に、「温州みかん」と「べにふうき緑茶(ペットボトル飲料)」を挙げて説明した。

 温州みかん(β-クリプトキサンチン)については、3つの観察研究を取り上げた。前向きコホート研究では、β-クリプトキサンチンの血中濃度が高い閉経後の女性は、血中濃度が低い人と比べ、骨粗しょう症の発症リスクが低いことがわかった。また、べにふうき緑茶(メチル化カテキン)のヒト介入試験を紹介。二重盲検無作為プラセボ対照群間比較試験により、べにふうき緑茶を長期飲用しているスギ花粉症状をもつ人は、やぶきた緑茶を飲用している人と比べ、症状の悪化が軽減されることがわかった。

 農水省は、想定される機能性表示のイメージ(例)を提示した。温州みかんについては、「本品はβ-クリプトキサンチンを含み、骨の健康を保つ食品です。更年期以降の女性の方に適しています」。べきふうき緑茶では、「本品はメチル化カテキンを含んでいるため、花粉が気になる方の目や鼻の調子を整えます」と想定している。

 一方、新制度の生鮮食品をめぐる問題点も挙げた。産地や収穫時期などによって、成分含有量にばらつきが出ることを考慮しなければならないと説明した。

<「品種と産地」の問題を指摘>
 生鮮食品について大谷敏郎委員(食品総合研究所所長)は、「農産物の場合、成分に関与するのは品種であり、産地である。品種と産地が同一性を担保するカテゴリーであると考えている」と指摘した。
 
 また、相良治美委員(月刊「食生活」編集長)は、「作り手側(生産者)のメリットは何か。温州みかんの産地は多いが、成分量の差などを知りたい」などと質問。児玉浩子委員(帝京平成大学健康メディカル学部健康栄養学科教授)は、「(消費者の行動が)サプリメントに傾いているので、体に良い食べ物を摂るために、生鮮食品に機能性表示を行なうのは良いこと」と話した。

(つづく)
【木村 祐作】

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