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2014年11月04日

新制度の食品表示基準案(2)

<パブコメの意見を反映し、一部修正へ>
 消費者庁が消費者委員会に諮問した食品表示基準案は、パブリック・コメントで寄せられた意見を反映させている。パブコメ開始時の基準案(パブコメ案)からの変更点を見てみる。

 まず、「機能性表示食品」の定義を規定する文言が修正された。パブコメ案では、対象外とする食品の1つに「特定保健用食品」を挙げていたが、「特別用途食品」に変更。これにより、特定保健用食品に加えて、特別用途食品の乳児用調製粉乳や妊産婦・授乳婦用粉乳なども対象外であることを明確にした。さらに、対象外の食品に「栄養機能食品」を追記した。
 パブコメ案で記載されていた「保健機能食品を使用対象としている添加物を用いていないものに限る」の文言が削除されたが、「主旨は変わっていない」(消費者庁食品表示企画課)としている。

 義務表示の内容も一部の項目で修正した。「栄養成分の量および熱量」について、熱量・たんぱく質・脂質・炭水化物・ナトリウム以外の栄養成分を表示する場合、1日摂取目安量あたりの当該成分量をナトリウム量の次に表示することを追記した。

 食品関連事業者の連絡先についてパブコメ案は、表示の責任者の電話番号、または電話番号が記載されているウェブサイトのアドレスを表示するとしていた。しかし、基準案では「電話番号を表示する」だけに変更。これは、高齢者などインターネットを利用しない層に配慮したためだ。

 国による評価を受けたものでない旨の表示は、パブコメ案にあった「一定の科学的根拠に基づき」の文言を削除。パブコメで寄せられた”字数が多い”などの意見に対応した。
 また、パブコメ案で示した「疾病に罹患している者は医師に相談した上で摂取すべき旨」と、「医薬品を服用している者は医師、薬剤師に相談した上で摂取すべき旨」の表示を1つに合体させた。食品表示基準案では「疾病に罹患している場合は医師に、医薬品を服用している場合は医師、薬剤師に相談してください」と定めている。

(つづく)
【木村 祐作】

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