健康情報ニュース.com > 機能性表示食品 > 新・機能性表示制度で市場はこう変わる!(8)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2014年02月24日

新・機能性表示制度で市場はこう変わる!(8)

(株)グローバルニュートリショングループ 代表取締役 武田 猛 氏

<求められる原料のブランディング>
 コモディティ化が進むと、安価な原料が中国やインドなど海外から持ち込まれるようになる。米国の原料供給会社は生き残るために、高付加価値のプレミアム原料のマーケティングを行なうことが求められた。そのマーケティングに用いられた代表的な方法が、原料のブランディングである。

 表1は米国ダイエタリーサプリメント原料ビジネスにおける手段を、コモディティ原料を高付加価値原料に分けて整理したものである。高付加価値原料に求められる点は、「特許・濃度・由来などで差別化されており、消費者に魅力的なベネフィットを提供できること」と「構造/機能強調表示を行なうために十分な科学的根拠があること」である。

 つまり、知的財産とサイエンスで強化された原料以外はコモディティ化を避けられない、ということになる。一方、コモディティ原料の科学的根拠は第三者機関によって研究、公表されたものに限定されている。このことについては、新制度導入後の日本市場でも同じことが言えるだろう。

hyou1-thumb-410x276-2509

<変化を迫られる原料供給会社>
 米国におけるダイエタリーサプリメント差別化原料の主なマーケティング活動を表2にまとめてみた。差別化原料に求められるマーケティングでは、専門家・消費者・業界に向けた活動が必要である。特に、原料供給会社が直接消費者に向けたコミュニケーションを行なう事例は、店頭プロモーションを除いて、これまでに日本ではほとんど見られていない。仮にあったとしても、一時的に注目を集めるだけのものであり、継続的な努力を続けている原料供給会社は数えるほどしかない。

 新制度導入後の日本市場で、最も変化が求められるのは原料供給会社かもしれない。特に、原料のブランディング、コ・ブランドによる差別化といった手法は、欧米企業に一日の長がある。

(つづく)

おススメ記事

森永乳業、「リカちゃん」パッケージの『TBCドリンク』展開

 森永乳業(株)(本社:東京都港区、宮原道夫社長、TEL:0120-369-744)は7月10日、TBCグループ(株)と共同開発したサプリメントドリンク『TBCドリンク』シリーズから、着せ替え人形「リカちゃん」を掲載した […]

5月のドラッグストア販売額、「健康食品」は前年比5.5%増

 経済産業省が29日公表した商業動態統計速報によると、5月のドラッグストア(1万4,479店舗)の販売額は前年比5.8%増の5,103億円に拡大した。「健康食品」は同5.5%の175億円となった。  その他のジャンル別の […]

2017年06月29日

バイオジェニック、国産黒酢の濃縮粉末原料を発売

 バイオジェニック(株)(本社:東京都中央区、渡部政博代表、TEL:03-5643-1855)はこのほど、黒酢粉末原料『壺まるごと黒酢粉末』の供給を開始した。玄米黒酢原料の新ラインアップで、既存原料と合わせて顧客のニーズ […]

雪印ビーンスターク、大人のミルク型サプリを発売

 雪印ビーンスターク(株)(本社:東京都新宿区、平田公孝社長、TEL:0120-241-537)は9月から、大人のための粉ミルク型サプリメント『プラチナミルクforバランス』(300g)など3品を発売する。  『プラチナ […]

消費者認知度 トクホ減少、機能性表示食品は微増~消費者庁の調査

 特定保健用食品(トクホ)に対する消費者の認知が低下する一方で、機能性表示食品では増加したことが28日、消費者庁の「2016年度消費者意識基本調査」からわかった。  調査は昨年11月4日~30日までの約1カ月間、376市 […]