健康情報ニュース.com > 機能性表示食品 > 新・機能性表示制度で市場はこう変わる!(3)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2014年02月12日

新・機能性表示制度で市場はこう変わる!(3)

(株)グローバルニュートリショングループ 代表取締役 武田 猛 氏

<表示詐称や医薬品成分混入で市場低迷>
 DSHEA(ダイエタリーサプリメント健康教育法)が制定された1994年以降、ダイエタリーサプリメントの新商品が次々と発売された。その結果、94~98年にかけて同市場は2桁成長を続けた。とくに、ハーブや植物由来のダイエタリーサプリメントがマスマーケットで販売され始め、95~96年頃は対前年比で伸長率20%以上を記録した。

 構造/機能強調表示ができるようになったことで、Condition-specific(症状に特化した)ダイエタリーサプリメントが売上を伸ばした。また、サプリメントに関するポジティブなメディア報道や、消費者認知度の高まりがビジネスをさらに押し上げた。そうした結果、90年代後半には、マスマーケットにおいて10万店舗以上で多数の商品が販売されるようになった。

 DSHEA制定後、急成長していた米国サプリメント市場だが、すぐに問題に直面することになった。主に以下の3つの問題が浮上した。

 第1に、制度を守らない企業が続出した問題がある。当時、構造/機能強調表示のルールを守っている企業は約50%程度しかなかった。その背景には、DSHEA制度のルールを正確に理解していない企業が多かったことや、FDA(米国食品医薬品局)の規制が甘かったために、準拠を重視しない企業が多かったことがある。

 第2に、メディアによるネガティブ報道がある。大手製薬会社3社がハーブ含有製品を発売し、大規模のマーケティングキャンペーンを行なった。それに対して、効果に疑いを持ったメディアによるネガティブ報道が市場全体に影響を与えた。実際に、品質の悪い製品が流通していたことも浮き彫りとなった。

 そして第3には、異物混入や医薬品成分の混入、成分表示詐称などの問題が発生したことが挙げられる。ダイエタリーサプリメント製品に鉛などの異物や未承認医薬品成分が混入した事件、成分含有が表示量の1%にも満たないといった表示詐称などの事件が多発した。

graph2-thumb-500x345-2441

 これらの問題を解決するため、FDAは2007年にすべてのダイエタリーサプリメント製造業者に対し、cGMP準拠を義務化した(移行期間を設けて10年に完全施行)。しかし、いまだにcGMPに準拠していないサプリメント製造業者・販売業者もある。10年にFDAが監査したサプリメント製造業者の25%は、著しくダイエタリーサプリメントcGMPの基準に達していないという結果が出ている。

 以上のようなさまざまな問題が影響して、98年以降、ダイエタリーサプリメント市場の成長率は大幅に低下した。

(つづく)

おススメ記事

ディーフット、季節限定のスキンケアスプレー発売

 (株)ディーフィット(東京都新宿区、立川真由美代表)は26日、季節限定のスキンケア商品『アウトドアでも優しくお肌を守ってくれるスキンスプレー』を発売する。  ラベンダー油やユーカリ油などの天然製油を配合。蚊や虫が多く出 […]

たかくら新産業、オーガニック素材使用の犬用歯磨き粉を発売

 (株)たかくら新産業(本社:東京都港区、高倉健社長)は25日、オーガニック素材を用いた犬用の歯磨き粉『オーガニック ホワイトニング トゥースペースト ピーチ味』を発売した。  同品はアロエベラの液汁をベースに、オリーブ […]

2017年04月26日

キューサイ、機能性表示食品『ハツラツQ10』を発売

 キューサイ(株)(本社:福岡市中央区、神戸聡社長、TEL:0120-327-831)は5月1日、機能性表示食品のサプリメント『ハツラツQ10』(460mg×30粒)を発売する。  関与成分は還元型コエンザイムQ10。「 […]

2017年04月26日

富士経済、機能性表示食品の市場規模1,042億円

 2016年の機能性表示食品市場が1,042億円(見込み)に上ることがこのほど、総合マーケティングビジネスを展開する(株)富士経済(本社:東京都中央区、清口正夫代表)の調査でわかった。  同社は健康・美容に役立つ食品に関 […]

ユーグレナ、シンガポールでサプリ販売開始

 (株)ユーグレナ(本社:東京都港区、出雲充社長)は25日、自社ブランドで初の海外向け専用製品となるユーグレナ入りサプリメント『Euglena P-3』(90粒)をシンガポールで発売した。  ユーグレナにビフィズス菌を加 […]