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2014年02月10日

新・機能性表示制度で市場はこう変わる!(2)

(株)グローバルニュートリショングループ 代表取締役 武田 猛 氏

<DSHEA 制定後3.6倍に成長した米国市場>
 DSHEA(ダイエタリーサプリメント健康教育法)は1994年10月15日に制定された。そのなかで、ダイエタリーサプリメントの定義、安全性に関するルール、構造/機能表示のルールなどが定められた。

 表は、DSHEAが制定された94年当時と、約20年後の2013年時点の市場の変化を一覧にしたものである。94年に約8,900億円程度だったダイエタリーサプリメント市場は、13年には3.6倍の約3兆2,400億円に成長した。この間の名目GDPの成長が約2.2倍だったことを考えると、ダイエタリーサプリメント市場は米国経済を上回る成長を遂げたことがわかる。

 商品数は13倍以上に増え、サプリメントユーザーは5,400万人増加した。DSHEAがダイエタリーサプリメント市場の成長に大きな影響を及ぼしたことが理解できる。hyou-thumb-500x365-2436

<予想される大きな経済的インパクト>
 グラフは、93年から11年までのダイエタリーサプリメントと機能性食品の市場規模の推移を示している(機能性食品とは、元来含有している栄養素以上に、健康への効果を発揮するように改善された食品を指す)。

 DSHEAの導入後、ダイエタリーサプリメント市場は急成長し、98年には機能性食品の市場規模を追い抜いた。これは現在では想像できない状況である。当時のダイエタリーサプリメント市場の成長ぶりを物語っている。graph-thumb-500x364-2438

 その後、ダイエタリーサプリメント市場の成長率は鈍化するが、一貫して右肩上がりの成長を続けている。一方、機能性食品の成長は継続的に続き、今ではダイエタリーサプリメントの約1.5倍の市場規模となっている。米国における機能性成分・素材の市場への浸透パターンをみると、まず機能性表示が可能なダイエタリーサプリメント市場で効能の認知度を高め、その後、認知度の高まった成分・素材を採用した機能性食品が普及していく、というケースが多かった。

 日本に導入される新制度は、サプリメント形状の食品に限定されず、一般の加工食品や農林水産物でも機能性表示が可能となる。米国のように「ダイエタリーサプリメント→機能性食品」という成長・普及パターンではなく、同時に成長していくことも想定される。そうなれば、経済的インパクトは大きなものとなるだろう。

(つづく)

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