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2015年05月27日

帝京大・並河教授がハラル制度の魅力を講演

 東京都立食品技術センターは27日、「2015年度講演会」を東京都産業労働局秋葉原庁舎(東京都千代田区)で開催した。業界関係者など102人が参加した。

 「中小企業にとってのイスラム市場の魅力とハードル-ハラル制度の概要と市場開発―」をテーマに帝京大学経済学部経済学科教授の並河良一氏が講演した。イスラム市場の魅力やハラル制度を説明し、「企業はすぐに参入しようと考えるが、認証取得や市場開発の壁にあたる」と入りやすく極めがたいハラル制度の性質を語った。また、イスラム食品市場開発の戦略として国内生産食品を輸出する場合には、中間財と最終財によって対応を分けることを提案した。

帝京大学経済学部経済学科 教授 並河良一氏

 さらに、イスラムの宗教的な考え方では「何がハラルであるか」を決定するのは神のみであり、輸入された食材がハラルでないことを輸入企業が知らなくても、その責任を問う考え方は、日本での「故意過失がなければ責任なし」とは乖離していると指摘。国内イスラム市場開発の留意点として、「No Pork No Lard」のシンガポール大学での食品表示例を挙げて、正直に表示することを提案した。「うまくやればビジネスチャンスになる」と締めくくった。

【越中 矢住子】
 

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