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入りやすく極めにくいハラル認証を解説

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帝京大学教授の並河良一氏の講演の様子

<魅力的だが、難しいイスラム食品市場>

 NPO法人健康食品フォーラムは14日、健康食品セミナー「食品市場におけるハラル/コーシャ認証の現状と課題」を都内で開催した。参加者は45人。帝京大学経済学部教授の並河良一氏は、人口増大で魅力的な市場とされるイスラム諸国の食品市場について、「入りやすく極めがたい。トラブルなどが多い」と話した。

  並河氏は、「ハラル認証制度の基礎と対策~ハラルをめぐる誤解とトラブルにも触れて~」の題で講演。豚とアルコールを除けば対応可能と考え、容易に参入しがちだが、国や宗派ごとにハラル制度の内容が異なると注意を呼びかけた。さらに、植物・動物の生育に使用する飼料や肥料、製造過程で使用する添加物などを含む全原料を遡ってハラルであることを確認する必要があると指摘。製造されたハラル食品の運搬についても、非ハラル食品とは完全に隔離して生産現場から店頭まで搬送し、陳列する必要があると説明した。

 <ハラル以外に、輸出国の食の規制対応も必須>

 日本貿易振興機構(JETRO)農林水産・食品部アドバイザーの村山貢氏は、「食品輸出に向けたハラルおよびコーシャ対応~認証制度および市場概況を踏まえて~」をテーマに講演した。食品を輸出する場合には「何を、どこで作って、どこの誰に、どのように売るのか」によってハラル対応が異なると説明。また、輸出国のハラル制度をクリアしても、輸出国の食品安全に関する基準(残留農薬、食品添加物に関する規格基準、HCCAPなどに従った製造施設管理)、ラベル表示、輸入割当制、高率の関税などに対応しなければならないと述べた。

  コーシャについては、KLBD、OU、OKの代表的な3認証団体を紹介。イスラエルのスーパーや家庭での取り扱い状況、北米で既に食の安全の目安として認知されていることなど、現地事情を解説した。

                                       【越中 矢住子】

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