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ムスリム消費者向けの情報開示セミナー開催

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講演中の(株)サラーム バケーション シニアアドバイザーの橋本哲史氏

 東京工業大学「ぐるなび」食の未来創成寄附講座は3日、公開セミナー「ムスリム消費者をターゲットにした情報開示」を同大学大岡山キャンパス(東京都目黒区)で開催した。65人が参加。講演したマレーシアの(株)サラーム バケーション シニアアドバイザーの橋本哲史氏は、東南アジアのムスリム旅行者を日本へ動員している立場から、日本のハラルサービスについて「彼らに信頼されるかたちで提供する」ことが重要と提言した。

<在日と訪日で異なる嗜好>

 橋本氏は、「ムスリム旅行者のおもてなし課題と解決方法――マレーシアの旅行会社の実践から」をテーマに講演。マレーシアなどからムスリム旅行者を日本に呼ぶために、ムスリム旅行者の視点で、リピートしたくなる日本旅行を目指してきた経緯を説明した。

 ムスリムのツアー客を日本で受け入れるために在日ムスリムの協力を得て、ハラルメニューをテストマーケティングしたが、訪日ムスリムに受け入れられず、在日と訪日では同じムスリムでも嗜好が異なることがわかったというエピソードを披露。また、訪日ムスリムに日本のハラル認証取得のレストランを紹介したところ、「メニューだけハラル認証取得」という意味で、実際には酒が提供されていたという。その結果、訪日ムスリムから信頼を失いかけたという、これまでの経験を語った。

 橋本氏は、そうした失敗を踏まえて、日本のレストランやホテルで使用するハラル食材やハラル調味料の調達、メニューの作成など、ハラル環境を整備する支援にも対応していると説明。その上で、認証に頼らずに、ハラルと判断できるサービス内容に関する情報開示や、通常のサービスの範囲で対応できる無理のないハラル対応をムスリム旅行者の視点で構築することが重要とまとめた。

【越中 矢住子】

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