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2012年08月03日

『茶のしずく』裁判、長期化の恐れも

『茶のしずく』石けん損害賠償訴訟の第二次提訴が7月31日、東京、秋田、姫路、鹿児島の4地裁で行なわれた。

0803_setumeikai_yousu1.jpg 東京弁護団は一次提訴と同様に原告への説明会を実施し、約20名の原告が集まった。説明会では、(1)第二次提訴の原告の範囲、(2)第二次提訴の主な内容、(3)訴状における主張内容、(4)今後の進行と見通し――の4点について説明があった。1~3の主な内容は、一次提訴と同様だった

 4の「今後の進行と見通しについて」では、年内に三次(最終)提訴を終わらせ、既に進行中の訴訟に併合する手続きを進めるという。また、最終提訴を年内に終わらせるには、新規受任を9月末までに打ち切らざるを得ない、としている。

 弁護団は「理想は1~2年の間に和解成立を目指すが、被告が応じない場合は判決となり、長期化する恐れもある」としている。

 既に各地裁で開始された第1回口頭弁論で被告3社は、原告らの主張(1)『茶のしずく』石けんは製造物責任法上の欠陥商品であること、(2)『茶のしずく』石けんにより小麦アレルギーという健康被害が発症したこと、(3)原告の損害は1,000万円ないし1,500万円であることについて、すべて争う姿勢を示している。

 裁判の流れによって状況は変わってくるだろうが、現在の3社の姿勢からは、和解の気配は見られない。

 また、東京地裁での第1回口頭弁論で裁判所に再提出を求められた悠香の答弁書は、東京弁護団にも届いている。

 NET-IBの確認によると、悠香側の答弁書は、『茶のしずく』石けんの製造物責任は、すべて石けんを受託製造したフェニックス側にあるという内容のようだ。企画開発の責任すべてを受託企業に押し付ける姿勢は、責任逃れにしかみえない。悠香の会長である中山省三氏が『茶のしずく』を開発した経緯は、既報「悠香『茶のしずく』~日本一愛されない会社への転落(1)」に詳しく書かれている。どうやら悠香は記事で紹介したPR本に登場する外池氏に、すべての責任を押し付けようとしているようだ。

【山本 剛資】

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